スクールカウンセラーの活躍が注目される昨今
いじめによる自殺、引きこもり、子供たちの世界は今、非常に大きな問題を抱え、今この時も、いじめに苦しみ命を絶とうとしているお子さんがいるかもしれないのです。
スクールカウンセラーは、そんな子供たちの悩みを聞き、心の支えとなる立場も持っています。
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スクールカウンセラーになるには
学校に通う子供たちが健やかに学習できるように、またお友達付き合いを正しく行い、かけがえのない学校生活を送ることができるようにケアする心の専門家がスクールカウンセラーです。
以前、こうした職業について、日本ではかなり遅れを見せており、先進国の中でもこうした専門家がいないのは珍しい事だといわれていたといいます。
しかし今、いじめの問題は表になることなく水面下で進み、陰湿でいじめを受けている人にとっては生き地獄のような毎日が繰り広げられているのです。
親、先生にばれないようにいじめが進行し、やがて学校に行けなくなります。
学校に行くことをやめるという選択をしてくれる児童ならいいのですが、児童の中には親御さんに学校に行かない理由を聞かれるとつらいと、心を傷め、最終的に自殺という選択をする子もいるのです。
不登校児童、引きこもり、いじめ、色々な学校での子供たちを守る活動をするのが、スクールカウンセラーであり、心のケアの専門家として、各学校で設置する事が多くなっているといいます。
平成7年からは全国の学校で心の専門家を積極的に配置するように進められているのです。
スクールカウンセラーのやりがいは?仕事は大変?
基本的に学校で悩みを抱える子がいなければスクールカウンセラーの仕事は必要なく、雇用もなくなると思います。
でも、スクールカウンセラーを必要としない学校がない、今のところ多くの学校で、不登校児童や引きこもり、いじめが行われている現実があるのです。
ちょっとした言葉で傷ついてしまう心が優しい子もいますが、時には非常に暴力的な言動で、心をひどく傷つける子もいます。
自覚があっていじめている場合には、いじめされる立場になる事の苦しさなどをいじめしている子にカウンセリングすることもできるのです。
でも、自覚なくいじめを普通のこととして行う児童もいて、この場合、いじめ問題を解決する事よりも、いじめを見つける事が難しくなります。
その中でずっとひきこもりだった子がカウンセリングによって保健室登校ができるようになれば、スクールカウンセラーにとってやりがいを感じると思いますし、クラスにもどることができれば感動するくらいにうれしくなり、この仕事のやりがいを感じるのです。
いじめをされていた子が、別のお友達と元気よく登校する姿、いじめを受けていた子を守ろうとする子供たちなどがでてくると、この仕事は一人の児童の命を救うことになるかもしれないということになります。