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栄養士

栄養士の仕事内容、やりがい

栄養士は栄養の専門家

栄養士は栄養についての専門家として食事の管理、指導を行う立場にあります。
学校、病院また企業等でその年代に合っている必要な栄養素は何かを的確にとらえ、毎日、食事のメニューの中に必要な栄養を組み込んでいくのです。
勿論おいしいという食事が前提になるので、味について、調理師と一緒に考えていくことも仕事の一つとなっています。

病院の場合、患者さんの具合によって病食を作る必要があり、そこでは病気によって必要な栄養素、また除去しなければならない栄養素などを理解する必要があります。
医師、看護師などと組み、患者さんに必要な栄養、不必要となる栄養を考慮したメニュー作りを行うのです。

また栄養指導が必要な方については、栄養についてプロとして指導を行います。
例えば糖尿病の方、血圧が高い方は栄養素の中でもあまりとらない方がいい栄養素もあるので、どういう食材を利用して食事を作ればいいか、などを指導するのです。
糖尿病の場合、糖質の制限など医師から指示を受けている人もいるので、指導を行い、それ以上ひどくならないよう、維持させることが栄養士の仕事になります。

病気の治療や予防に関わることができる、子供たちから笑顔をもらえる

赤ちゃん
人の健康に深くかかわることのできる仕事です。
病院に勤める場合には、医師や看護師と話し合い、必要な栄養素のほか、その患者さんが摂取しない方がいい栄養素を深く理解し、その上でおいしいメニューを調理師と一緒に考える必要があります。

それが上手くいき、お薬が必要ないくらいに体を改善できたと患者さんから話を聞いたり、そのデータをみると、栄養士として人の力になることができたことに喜びを深く感じるのです。
患者さん、また企業ではサラリーマンたちの食生活を支えるサポート役となるので、栄養士の話を聞き、積極的に健康に活かしてくれる人たちがいると、それもまた栄養士として喜びを感じる瞬間になります。

小学校などで調理師と一緒に献立を考え、子供たちが喜んで嫌いな野菜などを食べてくれた時、野菜が食べられたよと報告に来てくれる子もいて、そんな時には子供たちの笑顔に癒されることも多いようです。
おいしい食事をいつもありがとうとお手紙をくれる子もいたりして、そういう時に、栄養士として努力できたことに喜びを感じます。